長野県が主催(運営事務局:株式会社Publink)する、長野県内の市町村が抱える課題を、多様な企業とのオープンイノベーションによって解決する取り組み「チャレンジナガノ2.0」。
R3〜R7の5年間累計で779件の応募があり、353件のマッチングが成立しました。そして、地場産品のマーケティングや公共交通、六次産業化など、すでにプロジェクト化実績が出ているとともに、様々な分野で多くのプロジェクトが事業化に向けて進んでいます。
2026年3月11日に開催された『チャレンジナガノ2.0 2025 DEMODAY』の様子をレポートしていきます。
※本記事は、原則全文書き起こしとなりますが、イベントや話者の意図が一層伝わるように、一部(事務連絡、言い淀み、繰り返しなど)編集を加えております。
※記事内の肩書などは、イベント当時のものとなります。
天龍村:山村地域におけるドローン物資輸送モデルの構築
天龍村役場 総務課 内藤 氏(以下、天龍村 内藤):
初めまして。天龍村役場総務課内藤と申します。よろしくお願いいたします。

天龍村 内藤:
では天龍村の紹介をさせていただきたいと思います。
天龍村はですね、長野県の最南端の村ということで、愛知県と静岡県の県境にある村です。

天龍村 内藤:
人口は1,000人も満たないという小さい村なんですけれども、今回取り組みたいテーマとしてはですね、ドローンの利活用というところをテーマに挙げました。
テーマは「有事と平時の垣根を越える」ということで、山がちな地形ゆえですね、ひとたびちょっと雨が降ったりすると交通が寸断されてしまうという、そういうリスクが大変多い地域になります。
そんな地域なので、何かあった時だけじゃなくて、普段からドローンを活用して輸送とかができればですね、何かあった時でも大丈夫なんじゃないかなということがきっかけで、今回このテーマで募集をさせていただきました。

天龍村 内藤:
これまで実証実験ということを結構何回かやってきたんですけれども、これすごいなと思うんですけれども、やっぱり単発で終わってしまうというところが一番課題にありました。我々としても具体的に次への一歩につながるところをまとめたいなというところで、今回募集をしました。

天龍村 内藤:
できたらいいなの一例で、ちょっと夢っぽいところもあるんですけれども、天龍村は、長野県の諏訪湖から浜松に注ぐ天竜川のちょうど真ん中にあります。
もともとはここへ木を運んで、こう海に流して築地の方に運んでたという、そういう歴史もある中で、むかし水運で栄えたところを、今度空路で栄えたら、何かすごいロマンがあって面白いなというふうに思ったのと同時に、普段からですね、山がちで時間がかかるところでもあるので、医薬品だとかですね、物資の輸送というのができたらいいというところを軸にですね、今回募集をかけてみました。

天龍村 内藤:
マッチングした企業ですけれども、応募が12社あって、3社と今協議をしております。そのご紹介をさせていただきたいと思います。

天龍村 内藤:
まず1社目が南信空撮さんという、県内の中川村の企業さんで、ドローンの空撮とか農薬の散布を実装している会社さんです。当社は物流というテーマで考えていたんですけども、村として災害が発生した時にドローンをどうやって使うかだとか、職員にも資格を持っている方がいるんですけれども、今、目まぐるしく機体だとか法令が変わる中で、自分たちで何かやるというのはとても厳しいなというのが課題としてありました。
実際に村に来ていただいて、こういう画像を撮っていただいたりとかする中でですね、これいけるなと思ってですね、2026年の1月に早速、包括連携協定を結んでしまいました。来年度は資格がある職員に対しての研修だとか、今後はハザードマップを3D化してもうちょっと見やすくするだとか、イベントを空撮してですね、村のPRなどに役立てていきたいと考えています。

天龍村 内藤:
次がKPMGコンサルティング株式会社さんで、既に浜松市で、物流の実証実験をやっているということで、一緒に一回来ていただいて、村長といろいろ面談をしていただいて、今既にこの天龍村の南にある奥三河の地域でも、協議会として動いているというところなので、今後こう南信州の方にもつなげていただきたいなということで、将来的にさっきの夢に近づけるところが近いかなというところで、今これからいろいろ協議を進めているというところになります。

天龍村 内藤:
もう1社がセイノーホールディングスさんと、いうことで、これまで実証実験をしてきたんですけれども、今後ですね、災害時だとか、普段もそうなんですけども、航路というものが非常に重要になってくるかなというのが協議の中で浮き彫りになってきたところってことで、これもですね、もう支援金を取れるかなと思って、補助金を付けるられるような準備をして審査を待っているというような状況になります。

天龍村 内藤:
どれもですね、実証というところから実装というところにもう既につなげられそうだなというところを、今回チャレンジナガノを通じて、こう勉強になったというか、できそうだなって感じたところになります。
この事業を通してですね、やはり幅広い活用ができるんじゃないかなって視野に入れることで、企業のできることと村の課題をマッチングさせることができたかなというところと、マッチングしていただいた企業さんもすごく友好的で、地域の課題の解決に前向きな企業さんが多かったということですので、今後もまたいろいろ展開していくと思いますので、いろんな場でですね、天龍村に注目していただけたらなというふうに思います。以上です。ありがとうございました。

Publink 栫井:
ありがとうございます。みなさま、ここからは企業さんのプレゼンは挟まず、自治体さん側の話だけになります。実はこういう村とかそういった単位になると、一人のキーパーソンに当たるとガシガシ進むみたいなところもぜひ受け取っていただきたいなと思っております。

